「北に歩いて南へ向かう」
物事は水面のように、常に揺らいでいる。あたりまえに広がる風景も、生活も、曜日や時間も、自分自身でさえも。
本当はどれもとても不確かなもの。
でも、そんな言葉は聞こえないふりをしてしまう。
少しでも確かな在り方を当てはめ、自分をひっかけ、やっとそれらしい姿を保っているように感じる。
方位や位置関係、存在の境界などがずれ、曖昧になってしまったこの場は、例えるならば赤青磁石の赤色と青色の境目のようなものかもしれない。
何かであって何でもないそこには何があるのだろう。
そして不確かさと向き合うことになったとき、自分を何にひっかけることができるのだろう。
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